人間の手指には、他の動物にはないすぐれた機能があります。
関節リウマチで指の変形が進むと、「つまむ」「曲げる」「にぎる」などの機能が障害され、日常生活に深く影響します。
最初はこわばりや、はれ。ほおっておくと変形が進む
関節リウマチになると、ほとんどの患者さんの手指には、異変が起こります。
最初はこわばりや、はれなのですが、病気が進行していくにつれて、関節に特有の変形が起こってきます。
この手指の変形は、一目で関節リウマチのものとわかるほど独特で、「リウマチの手はリウマチ患者の顔である」といわれるほどです。
いったん変形した指は、残念ながら元に戻ることはありません。
これを不可逆性といいます。
変形すると、その形のまま固まったり(拘縮)、骨と骨とがくっついて(強直)しまうこともあります。
親指を除く4本の指の、つけ根の関節が曲がり、外側(小指側)に流れるように変形します。変形の進行はおそく、患者さんは徐々に慣らされるためか、機能障害はあまり感じないようです。
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親指のIP関節が伸び、つね根のMP関節は曲がって、ヒッチハイクをするときのような形になります。親指に力が入らないため、人さし指や中指と一緒に物を「つまむ」動作が不自由になります。
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親指を除く第2〜5指に起こります。つけ根の関節が曲がり、PIP関節はそり、指先のDIP関節が曲がります。横から見ると、曲がった指先が、まるで白鳥のような形になります。この変形が起こると、指を曲げることが不自由になります。
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白鳥の首変形とはまったく逆で、PIP関節が曲がり、DIP関節がそるようになります。
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指の関節のはれが長く続くと、骨がしだいに吸収されて、骨端から指が短くなっていきます。関節は不安定にぶらぶらとして、関節を動かす筋肉はたるんで、指に力が入らなくなります。また、筋肉だけでなく皮膚全体がたるみ、指を引っ張ると、まるでオペラグラスや望遠鏡のように、伸びたり縮んだりするようになります。
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