炎症が関節の変形を起こす段階
関節リウマチは炎症を起こした滑膜が増殖して関節までを破壊し変形を引き起こします。
その段階は4つのステージに分類されています。
まず初期の第1ステージです。
滑膜に起きた炎症は、ますます滑膜を増殖させます。
関節腔には関節液がたまって関節は紡錘状に腫れてきます。
たまった関節液は骨のカルシウムを奪い、骨の内部にスが入ったような骨委縮を引き起こします。
この時点で、関節の痛みやこわばりを感じることになります。
第2ステージになると、どんどん増殖した滑膜が軟骨を侵食していきます。
軟骨の浸食は次のように行われます。
滑膜の細胞に肉芽が形成されます。
肉芽とは、炎症などで組織が壊れてしまったときに、その修復のために周囲から発達してくる顆粒状の組織のことです。
この肉芽の一部がパンスという組織になり、軟骨を覆い浸食し破壊するのです。
その次の第3ステージになると、軟骨だけではなく、骨も破壊されてしまいます。
関節を動かそうとすると、骨と骨が直接こすれあうことになり、痛くて動かせなくなります。
また、骨の噛み合わせのずれが起きてきます。
こうなると周囲の筋肉も委縮し、関節が変形してしまいます。
第4ステージになると、軟骨はなくなり、骨と骨がくっついてしまうために、関節が動かなくなります。
しかし、痛みは和らぐようです。