関節液検査の詳細
量・透明度・色
関節に炎症が起こると、滑膜から血液の成分がしみ出て、関節液の量が増えます。
ひざなどの大きな関節では、通常は1mlくらいのところ、50mlにまでなることがあります。
色は、本来は無色透明ですが、炎症があったり化膿していると、乳白色、あるいは緑かかった黄色になり、濁ってきます。
粘りけ
健康な関節液を、指と指の間にのせ、指を離してみると糸を引くのがわかります。
関節液というのは、それほど粘りけのあるものなのですが、関節が炎症を起こすと、この粘りけがなくなってしまいます。
炎症によって関節液が増え、ヒアルロン酸が薄まったり、関節液に含まれている酵素で、ヒアルロン酸の成分が分解されてしまうためです。
ただし、このような現象は関節リウマチ特有のものではなく、関節に炎症が起こった場合に広くみられるものですので、ほかの検査と照らし合わせながら、総合的な診断が必要です。
免疫学的検査
関節リウマチになると、関節液の中にも、リウマトイド因子や、免疫複合体(抗原と抗体が合体したもの)に補体が結合したものや、これらを食べて取り込む免疫細胞が増えます。
一方、自己免疫反応で消費されるため、関節液の補体は(血液中とくらべ)いちじるしく減少します。
また、好中球が増えるため、白血球の数値も、正常値の500倍にも達することがあります。
白血球など免疫細胞の変化は
顕微鏡でみるとわかります。
痛風との違い
肉眼でみると、痛風も関節リウマチも、関節液はよく似ています。
しかし特殊な顕微鏡でみると、痛風の場合は、関節液の中に針状の結晶がみえます。