免疫システムが働き関節内の滑膜に炎症を起こす
関節リウマチが、なぜ起こるのか。
その原因については、いまだ不明な点が多いのですが、現在までにわかっていることを説明します。
ひとつは、体内にある免疫システムとのかかわりです。
関節リウマチは、関節の滑膜という組織(関節の内面をおおう膜)に慢性的な炎症が起こり、関節に痛みやはれが生じる病気です。
炎症とは、体の一部が傷害を受けたとき、それを修復しようとして働く反応です。
たとえば細菌に感染すると白血球などの免疫細胞が働いて、細菌を殺し、除外しようとしますが、免疫システムが働いて傷ついた場所は炎症を起こし、組織の修復をはたろうとするのです。
関節リウマチの炎症も免疫反応の一つではないか、と考えられるのですが、ただし、なぜ炎症がおこるのかは、まだわかっていないのです。
外から侵入した何かを排除しようとしているのか、それとも、自分の体の一部を外からの異物と間違えて攻撃する「自己免疫反応」なのか、はっきりしないのです。
いずれにしても、なんらかの刺激が引き金になって関節内で免疫の仕組みが働き、炎症が起こり、それが滑膜を増殖させて、関節の破壊や変形が起こる。
これが関節リウマチという病気の姿であることは確かでしょう。